2006年08月14日

長屋宏先生の講演会のお知らせ

標記の件、下記により2006/9/28(木曜日)午後7時〜9時四谷区民センター11階集会室2・3にて開催されることになりました。ご興味のある方、とくにアレルギー治療にたずさわる主治医の方々のご参加に期待しております。申し込み先 FAX 03-3341-2128 e-mail: honbu@ihma.or.jp(締め切り:9月10日)ただし下記はasの原稿ですが、主催者側はこれを修正して案内状に出しているようです。

『イーマ9月(第73回)例会のご案内

9月例会はアレルギー疾患の臨床医長屋宏先生をお招きして最新のアレルギー医療技術をお聞きします。
本会会員のTH氏〈61歳〉は9歳で喘息を患い、以来、病院での治療・民間療法などあらゆる治療を実践しましたが効果なく、35年以上も発作と薬害(ステロイド)に苦しみ続けました。でも、5年前、長屋先生の治療を受けてからは一度も発作が起きておりません。子供(花粉症・アトピー)にも治療を受けさせ、良い結果が得られています。長屋先生は東京世田谷の久我山病院で15年前からアレルギー診療を続けておられますが、まじめに通う患者の殆どがアレルギーの悩みから解放されています。患者の大半が喘息や花粉症の苦しみから解放されるために長年、多くの医院、大学病院やアレルギー専門病院を渡り歩いて来ました。そこで受けた治療は点滴治療や薬物による対症療法の繰り返しで、高用量のステロイドの点滴で一時的に症状が改善しても退院後ステロイドを減量すれば症状の再発悪化のため、入退院の繰り返しを経験して参りました。長屋医師の患者である我々は、幸いにも長屋医師の著書、雑誌の記事やテレビ(TBSなど)番組で米国で行われている減感作療法のことを知り、久我山病院に通院して、あの恐ろしい、息ができない喘息発作や花粉症の苦しみから解放されています。この事実により、アレルギーに悩む人から人へと長屋式減感作療法の効果が伝わり、東京近郊だけでなく名古屋、大阪、沖縄からも先生の診療を受けるため来院する患者がいます。これまで先生が診られた患者数は延べにして1500人を超え、現在も毎回100人近い患者が受診しています。この治療効果を日本国中に広めようと、昨年春に久我山アレルギー患者の会が発足。以来、日本のアレルギー医療の改善を目的として、学会、厚生労働省、マスコミに働きかけて来ていますが、現在までのところいずれからも前向きの反応がありません。むしろ、本元である久我山病院では、多くの患者が快方するにつれ、重篤患者用の治療が必要なくなり、病院経営上診察日の縮小と新患受け入れの停止という後ろ向きの事態になっています。従って、今回、多くの患者を救いつつある長屋先生のアレルギー診療技術を拝聴し、出来るだけ多くの人々のご理解をいただき、また、特に医師の方々に後継者として引き継いで戴きたく、ご参加戴ければと思います。

日時:平成18年9月28日(木曜日)受付18時
開演 18時30分〜19時活動報告 19時〜講演
講師 長屋宏先生=医学博士(医療法人久我山病院
アレルギー科部長)
演題 日本のアレルギー診療は50年遅れている
〈喘息も花粉症も正しい減感作療法で治る〉
<プロフィール>1931年(昭和6年)、横須賀市生まれる。1956年、東京大学医学部卒。57年東大病院物療内科に入局、フルブライト留学生として渡米。60年にいったん帰国後再渡米してノースカロライナ州デューク大学医学部内科でアレルギーおよび呼吸器病の研究を行い、68年同大学助教授。74年、カリフォルニア大学アーバイン校医学部内科副教授兼ロングビーチ在郷軍人病院アレルギー部長となり、82年、同大学教授。90年に帰国。杏林大学医学部内科客員教授(2002年まで)。久我山病院アレルギー科部長(現在)』
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2006年08月12日

久我山アレルギー患者の会設立趣意書

久我山アレルギー患者の会設立趣意書は本会設立に当たって出来たものですから、本来このブログの冒頭で披瀝すべきものですが、ここにご紹介して我々の活動の趣旨をご理解戴きたいと思います。
『日本に於けるアレルギー治療の改善を訴える患者の会
(久我山アレルギー患者の会)
2005年5月
発起人 as

一 本会設立の趣旨 
近時、日本では、特に春先に大量の花粉が全国を飛散・猖獗を極め、多くの国民がこれに的確に対応すべき医療を受けられずにアレルギー症状に悩まされ続けてきています。花粉症に悩む人々が年々増加し今日では国民の3割に達するといわれています。
花粉症は現在では全国的問題となっているにも拘わらず、厚生労働省および日本の医学界はアレルギー治療の根本的な対策をとっているとは思えません。厚生労働省の承認の下に日本の医学界によって現在国内で広く行なわれている不画一・千差万別の治療実態では対処できなくなりつつあることを問題とせざるを得ません。
現在の日本のアレルギー治療の実態は、アレルギー疾患への対症療法に中心がありアレルギー疾患そのものの予防治療については未だ端緒についたに過ぎないのではないかと思われます。米国では花粉に対してだけでも64種類のスクラッチ・テスト溶液と減感作治療液が現在実際に医療機関によって使われているのに対して、日本では厚生労働省によって認められている日本製のスクラッチ・テスト用液は12種類また減感作用治療液は4種類に限られているなどテストはできても対応する治療液がないなど、現下の日本のアレルギー治療のレベルは世界の先進治療の潮流の中で明らかに遅れており、この遅れた日本の医療事情を早急に改善させ、日本のアレルギー疾患に対する治療なかんずく予防治療を欧米並みのレベルに引き上げて貰いたい。
このアレルギー疾患の根本的な予防治療法として、欧米では既に半世紀以上も前から減感作治療法が主流として定着していると聞いておりますが、日本では全くといって良いほどこれが実施されていないのではないでしょうか。むしろ根本的な予防治療は大半の医療機関で無視されているといえるでしょう。アレルギー症状の根本的治癒を齎らす治療法を一刻も早く日本の医学界が採用して厚生労働省のバックアップ(保険上の対応も含め)のもとに国民をアレルギー疾患及びそれを原因とした皮膚疾患・呼吸器系疾患等の苦しみから解放される状況を創出すべきであります。
我々患者の会は、今日の医療環境の中で長屋宏医師のもとに、この減感作治療を基本にした長屋先生の緻密な患者個々の症状に応じた治療(以下、「長屋式治療法」)を受けてきており、その結果、その治療を長期且つ継続的に受けている我々患者の多くがアレルギー疾患から解放されつつあります。
その患者数については、長屋医師が米国から帰国してこの治療を開始されたこの15年間に延べ人数が1000人を超え、患者の居住範囲も久我山近辺に止まらず、静岡、愛知、大阪、沖縄に及び、現在も毎週ベースで治療を受けている患者数は100名を超えている状況であります。長屋医師が一人で対応できる限界を超えるこの患者数は如何にこの治療法がアレルギーに悩む我々患者達の苦しみを取り除いてくれているかを物語っています。このことをできるだけ多くの国民に知って戴きたいと願っております。
この治療法は日本で通常受けられる他の如何なる治療とも全く異なっており、これによりアレルギー症状に悩む国民が健康上且つ経済的にもより快適に過ごせる日本のアレルギー医療環境レベルを享受できるようになることを期し、この目標を一刻も早く実現させるため我々アレルギー患者自身が立ち上がる必要を感じます。
我々は前述のアレルギー治療の改善を目途に「長屋式治療法」を厚生労働省・日本医学界・マスメデイアに働きかけるため本会を設立するものであります。
二 当面の本会の具体的目標    
1 前提 
本会は「長屋式治療法」をアレルギー治療法の改革目標として全国へ広め且つその治療の担い手が途絶えることなく排出してくれることを当面の具体的目標としたいと考えますが、その理由はこの治療法が我々患者の受診経験のなかで最良の結果が出ていると感じているからであります。
2 米国での実情 
米国では減感作治療法が確立されておりますがそれはどちらかといえば画一的・マニュアルどおりの治療をすべての患者に当てはめているようであります。事実、花粉症のメッカといわれる米国中西部での筆者の経験でもこの地方で受けた治療の多くは画一的・マニュアル型治療であったことを敢えてここに指摘したいと思います。この経験から、確立した減感作治療を行う米国においてすら直ちに「長屋式治療法」ほどの緻密さが治療実態として一般化しているとは言えないのではないかと思えます。
3「長屋式治療法」の定義
「長屋式治療法」は、2つのカテゴリーに分れ、その第一は対症療法であり、第二が予防治療であります。対症療法では投薬治療により現に患っている苦しみを軽減することを目的としています。この治療法は現在日本で広く行われていると思われます。しかしこれは単に苦しみを和らげるだけでその苦しみの拠ってきたる原因の除去につながる治療ではないのであります。この原因の除去を目的とする治療がまさしく「長屋式治療法」の第二のカテゴリー即ち予防治療である減感作治療法であります。
「長屋式治療法」は、米国で現在確立実施されている減感作治療法をさらに進化させた長屋先生独特のきめ細かな減感作治療法であります。長屋先生の治療法は、最大100種類を越えるプリック・テストに基づく患者各個のアレルギー症状に応じた注射液を作るところから始め、その日々の症状に応じた適量の注射液の投与とその反応に合わせた対応というきめ細かな治療を長期に亙り粘り強く行うものであり、これを症状にあわせ週2回を基本に行い、液の投与蓄積量が増すにつれその効果発生の長短は個人差はあるが確実に顕れており、このことは、以下に示される患者の実体験でその証明が窺い知れるところであります。共通して最重要といえることは患者側のこの治療を続ける長期に亙る堅固な意思であります。何故ならこの治療は継続的に通院が不可欠であるうえに即効性に欠けるが故に惜しむらくは少なからぬ患者がこの治療法に見切りをつけて辞めてゆくケースが少なくないのであります。けれども、辞めていった患者のなかにはこの治療に復帰している患者(筆者もその1人)も少なくないのではないかと思われます。
三 症例
  (花粉症)50歳の主婦
三十代半ばから花粉症を患っていたが平成9年長屋医師の治療をTVで知りこの治療を開始して7年の後マスクも頬かむりもしない普通の生活をおくっている例。
  (慢性気管支炎・喘息)66歳男性
当初毎日呼吸困難で死を覚悟していた状態で長屋先生の治療を開始したが目立った成果を感じずに何度か辞めかかった後、結果的に8年続いた治療の暁に毎週1〜2回の通院と1日1〜2回の吸入をするだけでほぼ普通の生活に復帰し、イネ科の花粉アレルギーがあるにも拘わらず毎週ゴルフを楽しめるほどに回復している例。
(アトピー性皮膚炎)34歳の女性会社員
アトピー性皮膚炎を30年も患い他の複数の医療機関でさじを投げられて長屋医師を訪れた患者の症状が2年で軽快し現在皮膚科の世話にならないで済んでいる例。
(気管支喘息)34歳主婦
中学2年に気管支喘息と診断され以後喘息の苦しみに苛まれ幾多の医療機関・漢方医の治療で成果なく、この治療を開始して7年の後現在普通の生活に復帰している例。
以上、現在長屋医師のもとで確実に回復しつつある症例は枚挙に暇がありません。
四 厚生労働省への具体的要望事項
  (具体的要望の背景)長屋先生はいまだに矍鑠としてはおられるとはいえ御高齢故に、患者のなかには現在の治療をいつまで受けられるかに不安を感じ、後継者ができるだけ多く輩出し日本国中いつでも何処でもこの治療を受けられる環境の実現を願う気持ちが高まっております。従って、我々患者の会は特に次の二点につき可及的速やかに実現すべく要望したいと考えます。
(第一の要望)「長屋式治療法」を全国に敷衍させるため、アレルギー学会が後継者育成に力を注げるようバックアップしてもらいたい。
(第二の要望)「長屋式治療法」は米国での治療を日本で実現するものであり従ってそれに必要な米国製のテスト用と治療用エキスが必要であります。これらは日本アレルギー協会を通して入手可能でありますが、現在保険でカバーされていないため自己負担が基本となり、このような患者の経済的負担軽減のため保険対策を実施してもらいたい。    
上記を当面の目標として我々久我山患者の会は会員メンバー一致結束のもと活動を開始す
ることとしたい。                       以上』
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2006年08月11日

アレルギー減感作療法のマスコミへの働きかけの開始

@ これまでアレルギー学会への医療改革の申し入れ、厚生労働省への陳情 と活動してきたことを示しましたが、これらをマスメディアへにも示して
 国民的問題として取り上げて貰うことを目的として、昨年12月、朝日、 毎日、読売、各新聞社へ以下の書面にてアレルギー治療法の改革について の記事掲載の要望書を郵送しました。2006.8.11時点で無反応
 
  『平成17年12月16日
  朝日新聞広報部御中
  前略
   次の件につき貴社において記事若しくは何らかの報道特集として採り  上げて戴ければ幸甚に思います。
  テーマ: 日本のアレルギー診療の改革について
  問題点
   現在の日本に於けるアレルギー診療は大半の医療機関で対症療法(薬  物療法)に終始しており、アレルギー発症の原因の治療(予防治療=皮  膚・鼻の粘膜・気管支等の過敏性の除去乃至減殺)がほぼ全くと言って  良いほど行われていません。これについて厚生労働省及び日本アレルギ  ー学会は早急に対策を採らねばならないにも拘らず、まともに取り組む  姿勢を示していない。米国で確立したアレルギーに対する予防治療であ  るアレルギー免疫療法、別名、減感作療法があるにも拘らず、これには  注目することなく、現在の日本のアレルギー研究センターの中枢ともい  うべき国立病院機構の臨床センターをはじめとして医学界はこの治療法  が確立する以前に米国などで行われていた思考錯誤の試験治療のいくつ  かをただ繰り返しており、この間に周知のごとく国民の多く(3割に達  すると言っても過言ではない)がアレルギーに悩み続けている状況が深  刻化しています。薬物療法の弊害も患者に重く圧し掛かっております。  これらの改善が急務です。
   提案したい施策
   上述の米国式減感作療法の更に進化した「長屋式減感作療法」を全国  に広めてもらいたい。何故なら、この治療法は、応急的な対症療法に加  えてアレルギーの原因を抑える効果として現在米国で確立している予防  治療法である減感作療法を更に緻密且患者の特異性に合わせたアレルギ  ー免疫治療法であります。この治療を我々患者は久我山病院の長屋宏医  師の下で受け、他の医療機関で見放されたような患者の多くが軽快な   日々を送れるに至っているからです。
  参考のため以下に関連資料を添付いたします。
  1 久我山アレルギー患者の会設立趣意書
  2 独立行政法人国立病院機構相模原病院臨床研究センター長    との面談議事録
  3 厚生労働省への陳情の記録(その他ご要望があれば専門家の資料の    提出可能)
                                草々
                      久我山アレルギー患者の会
                            発起人 as』

@また、本年1月13日には、全マスコミへ知って貰うため、厚生労働省記者クラブへ同趣旨の要望書を提出しました。(通信社を含む43社へ)
2006.8.11時点で無反応

@2006.4.24
 久我山病院のアレルギー診療日数の削減方針の決定に対して、久我山アレルギー患者の会は、その撤回を求めて久我山病院・康和会およびその親会社に対して、アレルギー患者への適切な診療の確保・拡充を目的に以下の要求書を発送しました。143名におよぶ署名入りの嘆願書という形で提出したにも拘わらず2006.8.11時点でいづれからも何らの回答もなし。
 
『 平成18年4月24日
 〒157−0061
 東京都世田谷区北烏山2丁目14番20号
 社会福祉法人 康和会 理事長殿
     久我山病院 病院長 殿

 前略
  突然の書状で失礼致しますが、私は、昨年5月より発足した「久我山ア レルギー患者の会」の発起人を引き受けて、現在、長屋式減感作治療法を 全国に広めるべく、患者一同とともに、政府・学会・マスメデイアに働き かけつつ、活動を続けております。
 今般、病院側の発表で、4月1日から患者数の減少を理由にアレルギー科 の治療日が減ることになりましたが、我々患者の感覚では、アレルギー科 での日々の待ち時間は二倍近くに増大しているのではないかとの感があり 待合所は混雑を極めています。午前中の診療終了は2時〜2時30分、午 後の患者は午前11時頃から待っているにも拘わらず、診療開始は3時3 0分過ぎからという異常事態が恒常化しつつあります。これでは患者は勿 論のこと、担当医、看護士への負荷が甚大と言うべき事態となっていま  す。何とか元に戻してもらえないでしょうか。
 アレルギーに悩む患者の中には毎日治療を受けるニーズを持っている人も いると思います。私自身、12年間の治療で現在週1〜2回の通院で普通 の生活ができるようになりましたが、1994年当時初めて長屋先生の治 療を受けたころは呼吸困難で週6日来ていました。この通院により今日の 自分があると確信しております。しかし、患者の中には当時の私と同様の 状態の人もかなりいると聞いています。我々患者にとって長屋先生との毎 日は死活にかかわるといっても過言でありません。このような患者側のニ ーズを勘案下さいまして何とか3月以前の診療日程に戻して戴けますよう 衷心よりお願い申しあげます。
  先般、投書にてお伝え申し上げましたとおり、143名にのぼる患者一 同による署名入りの嘆願書コピーを茲許ここに添付させていただきます。
                                草々
                     久我山アレルギー患者の会』

@久我山病院のオーナーの創始者への要望書簡
 『平成18年4月24日
 〒150−0001
 東京都渋谷区神宮前1−5−1
 SECOM株式会社 最高顧問 殿  
  前略
  突然の書状で失礼致しますが、私は、昨年5月より発足した「久我山ア レルギー患者の会」の発起人を引き受けて、現在、長屋式減感作治療法  (根本治療)を全国に広めるべく、患者一同とともに、政府・学会・マス メデイアに働きかけつつ、活動を続けております。
 貴社傘下の久我山病院はアレルギー治療に関して現在日本で唯一の根本治 療を15年前から長屋宏医師の下で行われて来ています。ここで治療を受 けている患者は久我山近郊のみならず、名古屋、大阪、沖縄に及び、全国 からこの治療を受けるために訪れています。
 今般、病院側の発表で、4月1日から患者数の減少を理由にアレルギー科 の治療日が減ることになりましたが、我々患者の感覚ではアレルギー科で の日々の待ち時間は二倍近くに増大しているのではないかとの感があり待 合所は混雑を極めています。午前中の診療は9時に始まって終了は2時〜 2時30分、午後の患者は午前11時前から待っているにも拘わらず、診 療開始は3時30分過ぎからという異常事態が恒常化しつつあります。こ れでは患者は勿論のこと、担当医、看護士への負荷が甚大と言うべき事態 となっています。何とか元に戻して戴けるよう病院へ交渉中です。我々患 者の立場からすれば、元に戻すだけでなく、むしろアレルギー科を拡充し ていただきたいのであります。
 アレルギーに悩む患者の中には毎日治療を受けるニーズを持っている人も いると思います。私自身、12年間の治療で現在週1〜2回の通院で普通 の生活ができるようになりましたが、1994年当時初めて長屋先生の治 療を受け始めたころは呼吸困難で週6日通院していました。この通院によ り今日の普通の生活ができる自分があると確信しております。しかし、患 者の中には現在も当時の私と同様の状態の人もかなりいると聞いていま  す。我々患者にとって長屋先生との毎日は死活にかかわるといっても過言 でありません。このような患者側のニーズを勘案下さいまして何とか3月 以前の診療日程に戻して戴けますよう衷心よりお力添えをお願い申しあげ ます。
  先般、久我山病院の投書箱にて病院へはお伝え申し上げましたが、14 3名の患者による署名入りの診療日程の短縮を撤回して戴けるようお願い する嘆願書のコピーを茲許ここに添付させていただきます。
 ところで、私は、今、不躾で大変失礼ですが、お目にかかったこともない 飯田様におすがりするような思いでこの書状を書いております。それは御 社の不安のない社会を目指すと標榜されている社会貢献活動に私共の願い の実現を加えてご尽力戴けないかとお願いしたいのであります。それは次 のような理由からであります。
  日本においてアレルギーに苦しんでいる国民は四千万人に達すると言わ れています。にもかかわらず、根本治療を受けている患者はここ久我山病 院においてのみであります。これを全国に広めて戴きたいのであります。 日本国中で久我山病院ただ一カ所でのみ減感作治療法というWHO認定の 唯一のアレルギーの根本治療法が行われているのです。
 私は重い喘息で死に直面したところからある治療法により立ち直って現在 普通の生活を楽しみつつある人間であります。私の受けた治療は端的に言 って徹底した減感作治療法であります。この治療法は30年以上のアメリ カの大学教授の経験を経て帰国され日本で初めて米国式減感作治療法を実 践されている長屋宏医師の治療法であり、名付けてここでは長屋式減感作 治療法と呼びます。日本では、長屋宏医師というたった一人の医師しかこ の治療法を実践していないからであります。私は幸いにもこの医師に巡り 会え、この医師の治療により死の淵から蘇った生き証人であります。この 治療法は米国、英国、フランスその他欧米諸国で一般に普及しており、ま た、繰り返しますが、WHOでもアレルギー症状を抑える唯一の根本治療 法として指定していることは世界が認めています。然るに、現在の日本で は行われていません。というよりも、行う体制がないのであります。また 学会も政府もこの体制作りに全く努力する意志が窺えません。日本におけ るアレルギー病研究の中心センターである国立病院機構相模原病院アレル ギーセンター、また日本アレルギー学会でも無視され続けており、それら を財政的に支援している厚生労働省も誠意をもって対応することを拒んで います。従いまして、この治療法を日本全国の医療機関に広め、アレルギ ー患者に正しい治療を受けさせたいとの願いを実現したいのであります。 今日の日本でアレルギーを患っている国民のだれもがいつでもどこでもこ の根本治療を受けられるようになって欲しいのです。現在、全国民の3〜 4割と言われているアレルギーに悩むこれらの国民がアレルギーの根本治 療の圏外に置かれているのであります。現在、世界保健機関が唯一の根本 治療法として認定しているこの治療法が一般的に行われていない先進国は 日本をおいて他にありません。具体的なお願いとして、まず第1に、久我 山病院でのアレルギー科の診療日程の削減を撤回して戴きたいこと、第2 に、アレルギー科を縮小ではなく拡充して戴きたいこと、第3に、貴社傘 下の病院にアレルギー根本治療法を推し進めることにより、日本社会にア レルギー治療の抜本改革を開始して戴きたいのであります。
 日本の医療改革のためどうかお力をお貸し戴ければと念じております。
                                草々
久我山アレルギー患者の会
発起人  as』

@5月に入り、TVの人気番組TBSの朝ズバ(みのもんた)、筑紫哲也(NEWS23)、フジTV福留功男・久保純子(ニュースJAPAN)、TV朝日報道ステーション古舘一郎の各氏に対して以下の趣旨の申し入れを行ったが、2006・8・11時点で何らの反応もありません。これまでいろいろやって参りましたが、万策尽きるまで頑張るつもりでいます。byas
『平成18年5月24日
TBS朝ズバッ
みのもんた殿
アレルギー医療改革を切実に望む!
拝啓
 突然の書状で失礼しますが、私は久我山アレルギー患者の会の発起人をしております。この会は昨年5月に発足したアレルギー症状の根本治療を日本全国に広めることを目的にした患者の団体です。(発起設立の趣意書コピー添付T参照)
私はアレルギーに長年病み、その結果重い喘息に陥り死に直面したところから、ある治療法によって立ち直って現在普通の生活をエンジョイしつつある人間です。
私の受けた治療法は端的に言って世界で最新の徹底した減感作療法であります。この治療法は国連の世界保健機関(WHO)によってアレルギー症状を抑える唯一の根本治療法と認定されていることは世界中が認めています。
私が受けたこの治療法は、平成2年(1990年)に米国における30年間のアレルギー診療の経験(東大医学部より米国へフルブライト留学し、ノースカロライナ州デューク大学助教授を経て、カリフォルニア大学教授としてアレルギー専門医学及び臨床研究の経歴を持つ)をもって、日本のアレルギー診療を変えることを目的として帰国された長屋宏医師が東京都世田谷区の久我山病院に開いたアレルギー外来診療であります。この米国式の徹底した減感作療法は日本で唯一長屋宏医師のみによって実践されているため、ここでは長屋式減感作療法と呼び、この治療を受けている患者の集まりで久我山アレルギー患者の会は構成されています。
 我々患者の殆どは喘息や花粉症の苦しみから解放されるために長年、多くの医院、大学病院やアレルギー専門病院を渡り歩いて来ました。そこで受けた治療は、点滴治療や薬物による対症療法の繰り返しで、高用量のステロイドの点滴で一時的に症状が改善しても退院後ステロイドを減量すれば症状の再発悪化のため入退院の繰り返しを経験して参りました。
 我々は、幸いにも長屋医師の著書、雑誌の記事やTBSも含めたテレビ番組で米国で行われている減感作療法のことを知り、久我山病院に通院して、あの恐ろしい、息ができない喘息発作や花粉症の苦しみから解放されてきています。
新聞等の報ずるところによれば、日本では、国民の少なくとも3割(4千万人)が何らかの形でアレルギーを患っており、また喘息による死亡者は毎年数千人に上ると言われています。
日本においても50年近く前(1958年)に減感作療法が始められた当時は多くの医師が減感作療法を行っていたと聞いておりますが、欧米ではその後年々治療法が改善され進歩しているのに、日本では殆ど改善されないままで行われていたために治療効果が少なく、そのために多くの医師が行わなくなったという経緯があります。
東大付属病院(東京都文京区)、同愛記念病院(同墨田区)等、アレルギー治療の分野で定評のあるとされる病院も、重篤な喘息発作のため点滴治療や入院による治療を余儀なくされる患者も少なくないと聞いております。いずれの病院でも減感作療法は上記の理由で行われていないようであります。
しかし、久我山病院では、上記病院等での治療で軽快しなかった患者も久我山病院では快方しつつあり、長屋式減感作療法が奏効した結果、そのような重大な治療を必要とする患者は長屋宏医師による15年来の治療の歴史上現時点においても一人もいません。ましてや、点滴を必要とする患者もおりません。
むしろ、このことが久我山病院側に4月1日よりする診療日数の削減と新患受け入れの停止によるアレルギー科縮小という患者にとっては受け入れ難い後ろ向きの体制を新設させる動機付けを与える結果ととなってしまっています。これは特に重篤なアレルギー患者にとって重大であります。私は現在週に1〜2回の注射で普通の生活ができますが、10年前は呼吸困難で週6日通院が必要でした。現在もそのような患者がいると聞いています。長屋式減感作療法の効果を人づてに聞いて問い合わせてくる新患者の申し込みは昨日今日もあると聞いていますが、これらの人々は久我山病院による新患者の受け入れ停止措置により治療の機会を奪われてしまっています。再診患者についても診療日数の減少により一日の患者数は休診日の分が増え待ち時間が倍となっています。担当医及び看護士への負荷も倍増しています。久我山病院当局へは診療日数減少の撤回を患者143名の嘆願署名とともに申し入れていますが、何らの回答もありません。
このような状況の下、長屋医師は、高齢にも拘わらず、単独で、一日に数十名(40〜60超)の患者を診察して下さっていますが、現在のところ後継者もなく、我々患者にとっては、この治療をいつまで受け続けられるのか将来が不安であります。
 そのために、長屋医師は日本アレルギー学会における講演やアレルギー学の教科書や医学雑誌で米国式減感作療法を説明して、その必要性と普及に努力しておられます。しかし、昔の減感作療法を経験した日本のアレルギー専門医は米国式の減感作療法も効かないと誤解しているので、我々患者は米国式減感作療法が本当に有効であることを示す‘生き証人’であることを訴えて、この治療法を日本全国の喘息をはじめとして苦しんでいるアレルギー患者を助けるために広めて戴きたいと願っております。
 我々久我山アレルギー患者の会は昨年10月24日に現在日本に於けるアレルギー研究の中心機関である国立病院機構相模原病院アレルギーセンター長を訪ね長屋式減感作療法によって多くの患者が救われていることを示し、アレルギー診療法の改善を訴えましたが、何ら前進を見られませんでした。(添付議事録コピーU参照)また、12月9日に厚生労働省へ陳情し長屋式減感作療法の敷衍を訴えましたが、出席者(保険局疾病対策課牧野氏、同アレルギー疾病係長中川匡弘氏、保険局医療課主査木内哲平氏)のいずれからも現時点で何らの反応がありません。(添付議事録コピーV参照)
 私達は、日頃から、みのもんた氏の歯に衣着せない、明快な諸問題の解決手腕を敬意をもって拝視しております。
 近年、日本を含めた先進国においてアレルギー疾患が増加し続けています。言うまでもなく喘息は生命に関わる重大な病気ですから小児喘息の増加は少子化問題を一層深刻化していると言えないでしょうか。気管支喘息に対する唯一の根本治療法として国連の世界保健機関(WHO)が認定している減感作治療法を日本においても米国並みのレベルに向上すべく政府・医学界に一石を投じられるよう特集番組を企画戴き、我々のアレルギー医療改革の運動にご支援戴ければ幸甚に存じます。
敬具

久我山アレルギー患者の会
発起人  as
追記
ご参考までに、TBSの取材による1997年2月4日放映の〔『はなまるマーケット』今日の目玉「花粉症」〕と大阪の毎日テレビ(堀記者)取材による
1995年2月21日大正製薬サイエンススペシャル〔「アレルギーはなぜ起こる?」―今解き明かされる免疫の秘密(東京地方ではTBSから放映されました)〕の久我山病院における取材も含めたVHSビデオをお届けいたします。
 なお、長屋宏著の「アレルギー 正しい治療のために」(中公新書)と「減感作療法で喘息は治る」(講談社)など』
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2006年08月02日

アレルギー減感作療法

 我々久我山アレルギー患者の会は日本アレルギー医療の中心的且最先端研究機関である下記の専門家に面会を申し込み、WHOが唯一のアレルギー根本治療法と認定しているアレルギー免疫治療法(長屋式減感作療法)の実績・効果を説明し、アレルギー患者を救う治療法として、日本国内の治療体制の改善を訴えましたが、議事録のとおり、現システムの変更の必要という我々の要求は反故にあしらわれる結果になりました。皆さんのご支持を得て、何とか日本のアレルギー医療体制を、WHOも認める先進国レベルに引き上げ、我々アレルギー患者の苦しみを抑える根本治療法を可能にさせる医療体制の構築に向けて、出来るだけ多くの皆さんのご支援を戴き、その声を政府に発信して行きたいと思っています。

『相模原病院臨床研究センターセンター長に面談した議事録

訪問者 久我山アレルギー患者の会発起人・患者代表
日時  2005年10月24日午後3時〜4時5分
     注 :本文中「私」はセンター長 〔 〕内は長屋先生のコメント   
( )内は筆者のコメントまたは聞き取り不正確を示す。     
1.減感作治療は行われているが、現在ではそれよりもより根本的治療として免疫療法に中心が移りつつある〔? 減感作療法そのものが正しくは「アレルゲン特異的免疫療法」と呼ばれ、世界中で最も広く普及して行われている「免疫療法」である。減感作療法以外の「免疫療法」としては「抗IgE免疫療法」などがあるが、それは最近始められてはいるが普及の規模がまるで違う。〕喘息の場合には、気道の炎症をとること自体は吸入ステロイドが中心になっていてそれと平行してアレルゲンに対する治療として減感作をやっているので決して減感作治療がない訳ではない。
2 長屋先生の減感作治療=アメリカはアレルギー反応が出たものの中で重要なものは全部やるで、ヨーロッパではこういう方式をとっていない。たとえば、カシュウ(?)の場合でも主なものはダニであったりでヨーロッパでは一種のアレルゲンに侵かさている場合にのみ減感作をやっても良いとしており、方式が異なっている。〔良いとか悪いとかではなく、統計的に有意義であることを示すためにやり易い1種のアレルゲンの研究データしかないということ。〕
3 長屋先生が前々から言われていますが、アレルゲンの供給元が鳥居薬品一社しかないのでそれが問題で、我々はHolliester-StierとかGreerなどから取り寄せたりするが数が少なく、それでも我々のところでは35種類位の皮膚テストをやっています。〔35種類位の皮膚テストを行ってもアレルゲン特異的治療を行わないのでは何の意味ものない〕
4 血中抗体はRAST法(?)で測れますが、今の日本の風潮〔風潮ではなく病気の原因を取り除くことが必要〕としては喘息も気道の炎症であるということからそこにばかり目がいって原因のアレルゲンをどうするということには注目されていない。〔それが最重要、気道の炎症の原因は吸入しているアレルゲンであるから、それが何であるかを見出すことが重要〕
5 私のところの研究は一応アレルギー中心なので、まず原因アレルゲンをしかも血中に抗体があることイコール原因アレルゲンでは決してないので実際の気道のアレルギー反応に何がかかっているかを特定した上で例えば環境整備だとか減感作などをやっていくという方針であります。〔やっていない!〕
6 診断治療に使えるアレルゲンを増やせということが重要で、このことは厚生労働省にも言っていますし、また保険診療についても前々から出してはいます。このことは是非、患者さんの側からも出して戴くのが重要だと思います。
7 減感作治療についての長屋先生のやり方=アメリカ方式i.e. アメリカではAllergist=Shot Doctorと言われているように減感作をやるのがAllergistとされているが、反応が出たものは全部やるというやり方。ただ,それはなかなか難しくて、反応が出たものは全部やるというやり方と、もう一つは反応が出た中から血中のIg抗体で直接関わっていないものもあるので喘息に直接関わっているもだけを対象にする方法がある。例えば、アトピー性皮膚炎の場合は皮膚炎にはなるが喘息にはならない。〔どういう意味か? アトピー性皮膚炎では主としてダニが皮膚炎も喘息も起こしている。〕 喘息の基本は気管支に過敏性があること、そしてそれにアレルギーに対する反応があってそれが一緒になって喘息の原因となる。従って反応が出たものは全部やるというのは一般的でない。
〔下線部:喘息の基本である気管支の過敏性はアレルゲンによって起こるアレルギー炎症そのものが原因であるから減感作によってアレルギー炎症を抑制すれば過敏性も減少する。〕
8 アレルゲンの入手先が鳥居薬品一社しかないことにも問題がある。広瀬氏は36種類、筆者は34種類のアレルゲンにつき減感作を受けていることについて、抗原研究会を介して入手しているのだと思うが、鳥居薬品ではとてもこんなに多く取り寄せることはできない。(アレルゲン取り寄せの方法は抗原研究会を通しているのかについての質問があり、当方から何らかの入手の方法があるのではないかと回答した。)日本では使用承認がないと保険適用がなく、患者負担となるので経済的にも足枷となっている。保険適用のないものについては患者とのInformed Consentがベースであり、しかも抗原研究会の場合、今はアレルギー協会と言っているが、この場合、医者が医者の名前で買って患者から後で支払ってもらう仕組みだと思う。
9 米国で一般に使われているものは日本にそのまま持ってくるようにはなっていない。新しい抗原を日本でやるにはそれなりの治験が必要だとされている。米国のものをそのまま日本で使うには結局普通の薬と同じ扱いで、日本では治験をしてそれらが診断薬としての効果をみてから適用になる。そんなことをやっていてはなかなか進まないのだが、保険に載せる規準が難しく、だから我々の作ったものを患者とInformed Consentを交わして使っているのが実情。現実に米国で実用化されていても日本では承認されない。例えば、Epipenという抗アナフイラキシー用の自己注射用の食塩がスズメバチに刺されたときに効く治療薬としてアメリカでもヨーロッパでも医者に行くまでの治療薬として認められているのに日本では認められていなかったのが漸く認められた。このように認められていないものは個人輸入となっておりこの面での自由化が望まれる。〔メルク社から発売されている。〕
日本で診断薬として認められるには人種差もあるのでまず日本で治験をやって厚労省に申請して認められてという手続きを経て使えることになるがなかなかその基準が難しく承認が得られないのが実情でこれがネックになっている。(当方から米国は人種の坩堝故そこで認められたものをあらたにチェックする意義について疑問はないのかについて指摘したところ)海外で実際に実用化されているものをBridgingと称して海外のデータを日本に輸入するというようにはなってはいる。例えば抗原なんかではある意味ではそれが来てべらぼうに何十億何百億儲かる薬ではないですから大したものにはならないと思いますが。このような手続きを省略できれば問題解決になるので患者サイドからの働きかけも有意義だと思うとのこと。
10 多分、日本で戦後最初にアレルゲンが大きな問題だとされたが、競合がないことが指摘される。日本では未だにピュアーなダニが抗原=アレルゲンとして治療用には使えない。今日日本で使われているハウスダストにも問題がある。例えばハウスダストの中身は日本ではダニが主要成分でも北欧ではそうではない。日本でハウスダストとダニで減感作をやると反応は同じだが、世界的にはハウスダスト=ダニなどと言うのはとんでもないことになる。だから患者とのInformed Consentにより輸入して使っている。そういう抗原が沢山ある。そういう意味でも直ちに海外のものをそのまま輸入するには吟味が必要とされている。〔米国製の標準化ダニエキスはAllergy Unitsによって内容が検定されている。〕海外での治療で良くなったことなどは是非とも公表して厚労省に海外の抗原輸入を働きかけることは有意義だと思う。我々からは前々から抗原を増やしてくれるよう難病対策室へ言っているので患者さんからも言って貰えれば厚労省を動かすのに力になると思う。
11 筆者の米国での治療経験では、米国(カリフォルニア、インデイアナ、ミシガン各州)での医師の減感作治療法は共通して所謂マニュアルに従った方法を取っていた(先ず最初の2ヶ月間は週2回ペースで注射をし、次の2ヶ月は週1回、更に次の週は2週に1回と患者の反応に関係なく注射を減らしていく方法で、1度筆者は調子が良くないので週1回の時期に2度目を注射して貰うべく病院を訪れたところ看護婦から追い返された経験があります。)のに比べ、長屋先生の治療法は患者の症状に合わせた遙かに緻密なもので、患者の判断で週5回でも6回でも注射が可能で且、注射そのものも前回の反応を前提とした量で長屋医師自ら行いその反応を逐一自らの指で確認して次回に備えるという徹底した感作の見極め方を貫くもであります。従って、回数を増やすことによって短期間に改善が期待できるという希望も湧いてきます。注射も反応も全て看護婦を介して医師が診ていた米国での治療経験とはその正確性においても症状に対する即応性において格段の差があることに疑問の余地がありません。ここに「長屋式減感作療法」が患者の症状に合わせた緻密な治療たる所以があります。勿論、米国での治療は予防診療を何もやらない日本の一般的診療に比べれば遙かに有効と言うべきです。(秋山氏はそれでも長屋式治療法には全部やるという点で同意できないとしていた。)
12 今年、厚労省の疾病対策課の方でリウマチ・アレルギーの対策委員会を作って、私がアレルギーの対策検討会の座長となり、そこで簡単に原因アレルゲンを特定;血中抗体があってもそれはアレルギーを起こす原因の候補にはなっても原因そのものとは限らないので、最終的に粘膜のアトピー反応とかアレルギーを起こすかというのは現時点では(吸入吐)試験しかない。これは患者にとって不快そのものといっていいしまた危険も伴なうが、出来るだけやりたくないがこれしか方法がないのでこれをやって、それに代わる方法がないか我々のところで今検討している。〔皮膚テストとRAST=特定の食物アレルゲンに対するIgEを測る血液テスト=が粘膜のテストと一致する論文は1978年に私共が発表している。この中では次ページに書かれている
(1)ヒスタミン遊離試験(血中好塩気球からの) 
(2)粘膜誘発試験 
(3)RAST(血中のアレルゲン特異的IgE抗体) 
(4)プリックテストが全て相関することを証明している。〕
例えば眼反応で結膜に抗原をさらすことによって反応をみるなどやるがどうしてもinvisibleであり、そこで血液を採ってラストでは血中抗体だけなのでヒスタミン遊離反応といって白血球の中の好塩基球に抗原をかけることによってヒスタミンが出てくる〔血中好塩基球によるヒスタミン遊離試験は我々も27年前に行っているので何も新しいことでも何でもない。〕、それは抗体よりももう一歩先のRecepterというか免疫反応で最初感さされたIg抗体が出来て細胞にくっついてそこに抗原が2度目に来たときにでるヒスタミンを抽出するというそこのところをみる検査が出来るようになったが、ここでも使える抗原が10種類位しかない。抗原に関しては国の内外で共通のものがあるのでそういうものについては海外からもってこれるようになってもらいたい。米国の実際の治療法をそのまま持ってくること(当方強調)のためには政治・行政のシステムを変えて貰わないとできないように思える。(リセプター)というもので日本で敗血症が多くなったということについて海外では何でそんなことになるんだということもあって、ただ抗原に関しては向こうのものと日本のものと違うものもあるが同じものについては是非使いたいし是非使えるように進めていきたい。
13 小児の喘息がよくなったということについては過敏性がなくなったということでは必ずしもない。減感作だけで治ったということについては矢張り過敏性が残っているので吸入ステロイドも使わなければならない。喘息が治ったかどうかについては基本条件は過敏性にあるので過敏性がとれれば治ったといえるが減感作をやめる時期については、やめてから30ヶ月のうちにアレルギーが出るか出ないかがひとつのポイントになるようである。いずれにせよ減感作と同時に吸入ステロイドが必要である。〔減感作によって過敏性が減じる。〕
14 減感作治療の重要性は最近見直されつつある。
広瀬氏の例では、170種のアレルゲンテストの中から36種に反応が出てそれを全部減感作注射をはじめ最初に喘息が治り次に手のアトピーが治った。4本の治療液で最初は5万とか50万分の1の濃度から始めていき最後は50分の1というように。これにつき秋山氏は50分の1というのは5種類混ぜているという意味で、ハウスダストは10倍液との説明。広瀬氏はこれまでの5年間で580本うった。熱心に注射に通っているので治ったように感じ、今はフルタイドもつかっていない。〔広瀬氏は吸入ステロイドを使うように勧められている。〕これについて秋山氏から過敏性が残っている場合には炎症をとめるために吸入ステロイドが必要とのアドバイスあり。減感作自体も過敏性にある程度影響するけれども吸入ステロイドの使用を薦めている。
15  広瀬氏より、このように良くなったので何とか長屋先生の後継者を作っていただきたいと願う気持ちが強まっている。医学界としてこのことを考えてもらいたいと思いを披瀝した。
16 減感作をやるという点では決して否定はしない。ただ全部やるかについては疑問が残る。〔どんな疑問?〕 
今までは減感作治療がなぜ効くかのメカニズムが判らなかった。その理由は、ひとつはアレルギーを起こすIgE抗体に対抗するIgG抗体を作ることによって反応を抑えるとされたが、ただどうもこれは?になってきて、今はピーフェルというリンパ球の働きをどうするこうするなどといわれるようになっているが、どっちにしても減感作療法、さらに進んだ免疫療法というよりTH1,TH2のバランスをやるためにいろんな科学的modifyしたものを使っている。〔やや古い。最も有力な説はRegulatory T cell(Treg)を誘発(induce)すること。これは抗原特異的でアレルゲンの注射量に比例して有効!〕
17 長屋方式ではないが減感作療法は特に花粉症治療については他でもやっている。
 例えば、理化学研究所ではより効果的な減感作というか免疫療法をやっている。
 小児については室内に長くいるのでダニ予防に環境整備だけでなく減感作も必要。
減感作、免疫療法のやり方は違っても抗原をより多く使えないと治療にも制約があるので、出来るだけ多く使えるよう患者さんの方からも政府に働きかけて欲しい。
政府は患者さんの声を無視できないと思うので是非働きかけてもらいたい。
今回のお話は我々と方向性が同じであることがわかった。抗原がもっともっと多く使えれば減感作治療も盛んになると思う。
現在行われている減感作としては:
・ スピード減感作とか        ――〔副作用の危険性〕
・ 日本医大の大久保先生(スギ花粉) ――〔舌下療法は喘息には効かない〕
・ 埼玉医大内科で減感作をやっている――〔未だにハウスダストを使っている。
Evidence-based Medicineに逆行している。時代遅れも甚だしい!〕
・ 新橋西口のビル3階ではアレルギーセンターでは信大先生、奥田先生
・ 昭和大学医学部でも減感作をやっている〔ハウスダストのみでやっても効かない。〕
以上のようにやり方は違うがやってない訳ではない。〔50年昔のやり方でやっても無意味、この点を改善すべくこの運動をしているのではないか!〕
我々のやり方ではアレルギー反応が34種類に出たからといって全部について減感作はやらない。〔だから有効な治療ができないと言っているのではないか!〕喘息にはICが関与していないものもある。アトピー型のように。それはIG以外に適用を考えなければいけない。〔大多数はアトピー型〕
18 最近の研究ではあるものに対する減感作をやることによってTH1/TH2のバランスが正常化しそのことによって他のものにも効くというのもありその意味で何も全部やる必要はないんだという考え方もある。〔「考え方」ではなく「実効」があるかないかが問題である。〕いろいろな考え方があるので長屋式だけが唯一の方法として進めることには同意できない。〔色々な考え方があるから、常に考えてばかりいて何もしないでいるよりは実効がある米国式減感作を今すぐ行って1人の患者でも助けた方が良いし、日本のアレルギー治療を推進する中心人物がこれでは、患者は永久に浮かばれない。〕これらは実効性も確認されており、実は総合科学会議の中で内閣府の花粉症改革の場で話したが、一般的な減感作療法は効果もあるが場合によってはアナフィラキシーも起こすので、そういうものを起こさない抑えるけれどもアレルギー反応を起こさないような治療法ペプチドセラピーという抗原を小さく切ってやる治療とか〔実験段階のもので10年以上話題に上っても実際の臨床には未だに利用されていない。ペプチドでは多くのペプチド抗原を作る費用が膨大で実用化は程遠い。〕、また同じ減感作でも、減感作の基本は副作用の出ない最も大量の抗原を使うことだから、やはり全身に副作用を起こす危険をともなっている。その危険がない方法として、大量の舌下減感作を千葉大でやっている。この場合には大量の抗原を使うのでお金の問題がある。あとはCPGといってH1/H2にシフトさせるような抗原をつけて注射をすることで短期間で何年にも亘らないで(アメリカでもブタクサでやっている)6回位で数年持たせる方法が開発されつつある。〔全て日本での実用には何年かかるか、40年以上前から分っている。ダニ抗原すら実用化されていないのに!〕
しかし、以上の研究はいまだ実用化にいたっておらず、現時点ではやはりConventionalな減感作治療に頼らざるを得ない状況にある。
19 抗原について日本で標準化されているのは杉だけである。
 吸入ステロイドはアトピー性であろうとノンアトピー性であろうと喘息の原形は気管の好酸球性の炎症であると好酸球性炎症がくるときにアレルゲンからIg抗体を介してくるときとほからくるときがある。好酸球性というところが共通、しからばその共通のところを治療すればいいということになる。〔好酸球はアレルゲンに反応して現れるので好酸球は二次的に炎症を起こしているので原因のアレルゲンに対する直接の治療が必要。〕しかもこの方法は手間もかからない。それが自宅でできるようになってくれればと思っている。〔?〕
結論として、我々訪問者の感想は、いずれの治療法にしても抗原が足りないということが現在の日本に於ける最大の問題故厚生労働省に対して訴えることとしたい。   
以上』
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2006年08月01日

アレルギー減感作療法

我々久我山アレルギー患者の会は以下の陳情を厚労省に致しましたが、その後政府からは何の反応もないので、どう対応して貰えるか催促状を出しましたが、何の反応もなく、今日に至っております。

『厚生労働省への陳情(議事録)

日時  平成17年12月9日
    午前10時〜10時40分
出席者 厚労省側  健健局疾病対策課   
          同アレルギー疾病係長 
          保険局医療課主査   
陳情側 久我山アレルギー患者の会  
          発起人         
          患者代表        
          付添人         
陳情側の要望内容
 始めに、患者の会側より、長屋式減感作療法(アレルギー予防治療)によって多くの患者が病状回復の恩恵に浴していることを力説し、この予防治療が日本で殆ど行われていないために日本のアレルギー学界がアレルギーに苦しむ患者達を効果ある治療法から遠ざける結果になっていることを指摘した。その上で次の要望を申し出た。
1 日本におけるアレルギー治療の改善=予防治療の導入・敷衍
   現在行われているアレルギー治療は対症療法(薬物の投与)が中心で予防治療が殆んど
  行われていないので、これを日本アレルギー学界が進められるよう積極的に環境整備をしてもらいたい。
   具体的には、アレルギー発症の原因となっている過敏性を抑える免疫療法即ち予防治療である減感作療法を一刻も早く日本の医学界が実施できるように、@研究機関及び医療機関に働きかけてもらいたいこと、A必要なアレルゲン=抗原の輸入及びその保険適用、という2点
 2 現在、我々久我山アレルギー患者の会のメンバーが受けている「長屋式減感作療法」を受け継ぐ後継者の育成を早急に進めてもらいたい。
上記要望に加えて、現在の日本におけるアレルギーに関する臨床研究の中心的機関である国立病院機構・相模原病院臨床研究センターのセンター長である秋山一男氏へ面談を申し入れたときの議事録(長屋医師のコメント付)を提出し、日本の中心機関の推進していることと我々患者が必要としている治療の違いの説明資料とした。

陳情に対する厚労省の態度と今後の対応
即座にははっきりした反応を示さないため、今後その対応を見極めつつ、次にどう働きかけるかを考察中。週明けにも書面にて厚労省の対応を確認したい。
以上』
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